BUTAの旅行記2009山陰 1日目


平成21年10月29日 姫路~鳥取~三朝温泉



 秋に旅行をする機会がこれまであまりなかったため、思い切って有休を取りました。
行きたいところは他にもあったけど、今回は山陰に決めました。
鳥取県や島根県東部にはまだ行ったことがありません。
鳥取砂丘から出雲大社までを2泊3日でまわります。
会社の同僚からは「シブいところへ行くねぇ」と冷やかされました。(^^;)
石見銀山まで行こうとすると忙しい旅になりそうなのであきらめました。
その代わり、行く途中で姫路城に立ち寄ることにしました。

 久しぶりにJR利用の旅です。
新幹線と在来特急を乗り継いで鳥取駅まで行き、そこからはレンタカー。
3日目に出雲市駅で乗り捨て、特急と新幹線で帰ってきます。
JRの駅レンタカーを同時に申し込むと、新幹線や特急の運賃が2割引、特急料金が1割引になります(トレン太くんというらしい)。
ただし、新幹線のぞみ号は利用できなくなります。
また、レンタカーの乗り捨て料金が6000円以上と意外と高いことと、帰りの特急やくもで出雲駅から岡山駅まで行くのに3時間もかかるところがイマイチです。

 泊まるところは三朝温泉、大山温泉、皆生温泉、鷺の湯温泉、松江しんじ湖温泉、玉造温泉と、魅力のある温泉が目白押しでとても迷いました。
日本屈指のラジウム含有量を誇るというお湯と松茸づくしの料理に軍配が上がり、1泊目は三朝温泉にしました。
2泊目は、景色のよさそうな宍道湖畔に決めました。
ここでも じゃらんネット楽天トラベル のクチコミが役に立ちました。

日程
【1日目】
自宅 → 新幹線 → 9:55姫路城11:10 → 姫路駅(昼食)13:20 → 特急スーパーはくと5号 → 13:51鳥取駅 → 14:20鳥取砂丘15:50 → 16:45道の駅はわい → 17:15三朝温泉 三朝館(泊)

【2日目】
旅館8:10 → 9:05道の駅風の家9:25 → 蒜山大山スカイライン → 9:40鬼女台展望台 → 10:20鍵掛峠 → 10:45大山PA → 11:40境港駅前・水木しげるロード12:10 → 12:20お魚天国 すし若(昼食)12:55 → 境水道大橋13:05 → 13:45加賀の潜戸・観光遊覧船15:10 → 15:45小泉八雲記念館 → 島根県物産観光館 → 16:45宍道湖夕日スポット17:20 → 17:30松江しんじ湖温泉 なにわ一水

【3日目】
旅館8:00 → 9:00日御碕灯台9:20 → 9:40出雲大社・古代出雲歴史博物館11:15 → 11:25(昼食)12:25 → 12:45出雲市駅13:33 → 特急やくも20号 → 16:38岡山駅 → 新幹線 → 自宅



姫路城


 しかしJRの切符が短時間ですんなり買えないのはどうしてでしょうか。
みどりの窓口には行列が並んでいましたが、それほど長くはありませんでした。
すぐに自分の番はやってきました。
口で説明するのが面倒なので、紙に印刷したものを用意しておいて渡すことにしました。
ところがそこからかなり時間がかかってしまったのです。
 レンタカーの予約にいたってはあ然としました。
受付の人が紙にボールペンであれこれと書きだしたのです。
この時代にまだこんなことやってるのですか?
おそるべしJR東海。
JR東日本やJR西日本では、ネットで切符の予約ができるみたいなのに、JR東海では一部の新幹線を除けばまだできません。
結局全部ひっくるめて1時間以上かかってしまいました。
当日の朝買えばいいなんて考えていると、電車は出て行ってしまいます。
私は前の日曜日のうちに買っておいてよかったです。

 姫路駅に到着しました。
ここから姫路城までは徒歩15分です。
駅からほぼ真正面に城が見えていて一本道です。
すでに改修工事が始まっていますが、天守閣は2010年3月までは大丈夫だそうです。
入城料600円を払って順路を歩いていくと、天守閣のまわりを2周ほどぐるぐるとまわりながら歩くことになります。
世界遺産姫路城の天守閣を、いろいろな角度から見ることができます。
正面から天守閣を見ると、白鷺にはほど遠く、どっしりと重厚な感じに見えました。

 天守閣には火縄銃や甲冑などいろいろなものが展示されていましたが、なぜかだるまさんの絵が目にとまりました。
 他には播州皿屋敷のお菊井戸もあります。
番町皿屋敷とどう違うのでしょう?


自然に天守閣のまわりをまわる


天守閣にあっただるまさん


スーパーはくと5号

 お昼は姫路駅で適当にすませ、さらにお茶とあなご寿司を購入してスーパーはくと5号に乗車しました。
最初と最後はJRですが、途中が智頭急行という別会社になる線路です。
その区間だけ女性の車掌がウロウロしていました。
始発は京都駅なので、もしも今回のように姫路で途中下車しないのなら、そこから乗ることもできます。


スーパーはくと5号の車内

 車内はゆったりとして乗り心地はいいです。
座席は木の感じが出ていてこれまたいいです。
乗客が少なくてまたまたいい・・・
でしょうか?


鳥取砂丘へ
 あとで、「はくと」って白うさぎのことだったのね~っと気づきました。

 1時間半ほどで鳥取駅に到着しました。
レンタカーの手続きをします。
何にも言っていないのに、「鳥取砂丘へはまっすぐ行って左に曲がって・・・」と説明が始まりました。
みんな砂丘に直行するようです。
私もそうですが。

砂丘会館

 砂丘センターへ行ってそこからリフトに乗る予定でしたが、まちがって砂丘会館の方に行ってしまいました。
リフトの方が楽かと思っていましたがそうでもないようです。
間違って正解です。
こちらの方が、砂丘の入り口に近かったです。
有料駐車場もありますが、こちらの駐車場ならタダです。
その代わりにあとでお土産でも買うことにします。


鳥取砂丘

 駐車場からすぐ砂丘の入り口になっています。
馬車やラクダもいますが、普通の人は歩けばいいでしょう。
特にラクダは写真を撮るだけでも有料と書いてあり、「はあ?」(笑)


鳥取砂丘

 人が小さく見えますが、歩いてみるとそんなに遠いわけではありません。
すぐに日本海につきます。
ただ、靴の中に砂が入ります。
砂丘入り口の駐車場にはトイレとは別に足を洗うところがあるので、とても便利です。
 砂の色は、この写真が一番本物に近いと思います。
私が住んでいる地方の砂より、黄色~赤色がかっています。
石英が多く含まれている砂漠の砂に近いのか、なんて考えてしまいました。


鳥取砂丘と日本海

 砂丘から西の海岸線を見るとこんな感じになっています。
この先に、因幡の白うさぎで有名な白兎海岸があります。
この後向かう方向です。


とうふちくわ

 足の砂をきれいに落とし、砂丘会館へもどります。
駐車料金の代わりに、とうふちくわを購入しました。
車内ですぐに食べました。とうふが70%入っているちくわだそうです。
真ん中にプラの芯が入っているので、それをとってから食べます。
柔らかくておいしいです。
そういえば仙台へ行ったときに、やはり豆腐の入ったかまぼこがありました。
たしか「むう」という名前だったと思います。
食感がそれに近いかもしれません。


砂の美術館入り口

 15時20分砂の美術館に到着しました。
砂丘から少しもどったすぐのところにあります。
写真の右の白い建物は鳥取砂丘情報館サンドパルとっとりです。
写真の入り口から左側が砂の美術館です。
入場料は300円です。


シュテファン大聖堂

 毎年展示のテーマが変わります。
今年は「砂で世界旅行・オーストリア編 ~貴族文化と音楽の都を訪ねて~」です。
 これはウィーンにあるゴシック様式の大聖堂です。
ウィーンのシンボルで、世界遺産にもなっているそうです。
これはそのミニチュアです。

ウィーン国立歌劇場

 ヨーロッパ屈指の歌劇場です。
1869年にモーツァルトのドン・ジョバンニで開場しました。
総監督にはマーラー、R・シュトラウス、ベーム、カラヤン、マゼールなどそうそうたるメンバーがいます。
 9月18日から2010年1月3日まで開館しています。
また夜は20時までやっていて、ライトアップをしているそうです。


18世紀末の街角の風景

 15時50分出発しました。
途中の道沿いに白兎神社があり、因幡の白うさぎの像もあるようですがそのまま通り過ぎました。
 道の駅はわいへ行きましたが、これもたいしたことはありませんでした。
ハワイへ行った気分を味わえることを期待していたのですが・・・。
トイレ休憩だけにして、旅館へ向かいます。
運転しながら思ったことは、
「信号がないなあ」
「対向車が来ないなあ」
「こんなところでねずみ取りをやられたらイチコロだなあ」(笑)でした。


三朝温泉 三朝館

 三朝温泉 三朝館に到着しました。
じゃらんネットのクチコミでよさそうだったので決めました。
三朝と書いてみささと読みます。
この旅行で初めて知りました。
 三朝温泉はラジウム泉として有名です。
日本屈指のラジウム含有量を誇るそうです。
身体の免疫力や自然治癒力を高める放射能ホルミシス効果がある、などと説明が書いてありました。
三日泊まって三度朝を迎えるとどんな難病も治るという意味で三朝温泉というのだそうです。
自家源泉掛け流しもうれしいです。


三朝館の夕食

 豪華な夕食も決め手でした。
松茸料理がメインのコースを選びました。
カニが中心のコースよりもこちらの方が、クチコミの満足度は高いようです。
梨ワインから始まって鱧と松茸の土瓶蒸し、鳥取牛石焼き、鳥取牛の豆乳しゃぶしゃぶ、松茸のはさみ揚げなどとても贅沢でした。


おいしそうな松茸♪

 そして松茸の炭火焼きです。
早く食べたくて(笑)写真の撮り方を失敗しましたが、4分の1に切ってある長い松茸の下に、小さいけど半分に切った松茸が2本ありました。
炭火で焼いていると松茸のよい香りが漂って食欲をくすぐります。
 夕食も朝食も部屋食でした。
まわりを気にせず、のんびり食べることができるのはうれしいです。


氷水が入ったポット

 冷蔵庫の上にはポットが置いてあり、中身は氷水でした。
こんなことしたら冷蔵庫の中身は売れないと思うのですが、こういう商売っ気のない(笑)心遣いはとてもいいですね。
もちろんこれとは別に、熱いお湯の入ったポットや急須もあります。


三朝館の部屋

 2人には十分すぎるほど広い部屋です。
ちょっとわかりにくいのですが、布団のむこう、部屋の奥にはマッサージチェアがあります。
そういえば、大浴場の入り口にもマッサージチェアがありました。
 実はこのコース、貸し切り露天風呂1回45分無料、女性にはデザイン浴衣無料、三朝館オリジナル巾着無料という特典がさらに付きます。
 これだけそろっていて平日2人利用で1泊14,800円は信じられないほどの大満足です。
三朝館を選んでよかったと思いました。


計画の段階で行きたかったけど
行けなかったところ



 観光地は他にもあったものの、どうしても行きたいところはありませんでした。
比較検討したホテル・旅館 三朝温泉 三朝館
 三朝温泉随一の湯量を誇る三朝館。
1,000坪の日本庭園風呂「庭の湯・滝の湯」が大好評、滝が眺められる大浴場や露天風呂、女性限定の『バラ風呂』など十二趣の湯処が自家源泉掛け流しで楽しめます。

三朝温泉 旅館大橋
 三朝館のすぐ近くにあり、歴史を感じさせる木造の宿。
三朝川沿いに120メートルに佇む国登録有形文化財指定旅館。
5箇所の自家源泉を持ち内3箇所が自噴泉の完全掛け流しの湯を堪能できます。

皆生温泉 湯喜望 白扇
 館内はすべて畳敷きなので素足でステイ。
全和室に日本海を望むジャクジーが備えられそのうち16室は露天風呂の付いた贅沢な客室となっています。
海の幸を味わえる会席料理に舌鼓。男女サウナもオープン。

大山温泉 大山ロイヤルホテル
 ダイワロイヤルホテルズの、大山を一望できる眺めのよいホテルです。
国立公園・大山の自然に囲まれた閑静な山麓リゾートホテル。

じゃらんならこちらから


山陰旅行2日目へつづく
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