BUTAの旅行記2018山口

〔4日目〕門司~下関~太宰府




音信川と大谷山荘

 今朝も早朝散歩から。
大谷山荘の前には音信川があり、川の両岸には遊歩道のようなものがありました。
パラパラと雨が降ってきましたが、すぐに止みました。
台風の影響が少し出始めています。
旅館から外へ出るとき出口がわからなくて、思わずフロントに尋ねてしまいました。
そのぐらい、建物の大きさに比べて出口は小さいと思います。


音信川

 音信川はとても小さい川です。
川幅は狭く、流れがあります。
水はとてもきれいです。
旅館からえさをもらっているのか、鯉がたくさん泳いでいました。


音信川

 今日は台風の影響が心配です。
観光地は何とかまわることができましたが、帰りの飛行機が飛ぶかを心配しています。
朝の時点で飛行機が欠航になっていたら、今日の観光はすべてやめるつもりでした。
そして台風が近づく前に、新幹線で帰ることを考えていました。



大谷山荘

 しかし今のところ欠航にはなっていません。
このまま観光しながら様子を見ます。
最悪の場合は、博多駅付近でもう1泊することにします。
飛行機はこういうときに新幹線より自由度が低いと思いました。
欠航になる前にキャンセルしたら、キャンセル料をとられるんだろうなあ。
(この旅行ではわかりませんでしたが、次の旅行で欠航懸念便という言葉を知りました。その場合はキャンセル料は不要ということも知りました。)


朝食バイキング

 朝食はバイキング形式です。
どうしても食べ過ぎてしまいます。
いろいろ少しずつ持ってこられる9分割のプレートが使いやすいと思いました。
これなら量は少しずつでいろいろな種類のおかずを持ってこられます。
 テーブルには「食事中」と書いてあるプレートが置いてあり、退席するときにはひっくり返すよう説明がありました。


朝食会場

 台風のこと、今日はとりあえず観光すること、場合によってはもう1泊することなどを家族に話しながらの朝食です。
8時30分、ホテルを出発しました。
美祢西ICから門司港ICを目指します。
この旅行で4回目の関門海峡は、レンタカーで渡ります。


和布刈塩水プール駐車場

 10時到着。
門司へ3日ぶりに戻ってきました。
和布刈公園近くにあるプールの駐車場です。
レンタカーを無料で駐車できます。
関門海峡大橋がすぐ横に見えています。
台風の影響で風が強いけど、雨は降っていません。
本当は1日目にまわる予定だったコースを今日は行きます。



関門海峡めかり駅

 和布刈公園はよくあるタコ型の滑り台はありますが、それほど大きくありません。
5分ほど歩くと、関門海峡めかり駅に着きました。
発車の10分前のはずですが、誰もいません。
台風で運休かと不安になりました。
奥にある切符売り場で聞くと、営業しているようで安心。
何か苦笑いされているようでした。
関門海峡クローバー切符を購入。
今から乗るもの3種類のセット券です。




門司港レトロ観光列車「潮風号」

 まず乗るのは、門司港レトロ観光列車「潮風号」です。
これで門司港までゆっくり行きます。
めかり駅の始発が10時20分発と遅めで、しかも12時ごろはランチタイムで運休。
制約が多いので、最初にこれから乗ってしまうと後の計画が楽です。
ただその場合、お昼をどうしようか悩みます。
一応、唐戸市場で食事をとる計画にしました。


トロッコ列車の中

 乗客はこんな感じ。
夏休みとはいえ平日だからか台風の影響なのか、かなり少ないです。
7月初旬の大雨の時には線路が土砂で埋まってしまい、トロッコ列車はずっと運休でした。
観光の呼び物ではあるけど、まずは生活に必要なところから復旧するべきなので、こちらは後回し。
それでも復旧は夏休みに間に合ったので、地元の人たちの苦労を感じながらの旅行です。


天井が変わる

 出発してすぐにトンネルに入ります。
すると列車の天井の模様が急に変わります。
ブラックライトでしょうか。
まるで海底から見上げているように、魚たちや水の泡が現れました。
子供たちが乗っていればきっと喜ぶのでしょうね。
10時30分、九州鉄道記念駅到着。


門司港の連絡船乗り場

 ここから門司港駅まで歩きます。
1日目に泊まったプレミアホテル門司港のすぐ近くでもあるので、場所はすぐわかります。
待合室で水分補給をしながら休憩。
この港からは武蔵と小次郎が決闘した巌流島へ行く船も出ています。
そちらへ乗ったのは男性ペアの一組だけでした。
まさか決闘しに行く・・・わけないよね。

関門連絡船

 10時50分、関門連絡船に乗ります。
最初に購入したクローバー切符を利用します。
関門海峡を渡る、この旅行5回目は船です。
この船は20分おきに出ています。
早朝から夜まで多数の便があります。
大きな船が通る航路を横切るように行くので、ぶつからないか心配になるほどです。


下関唐戸港

 あっという間に下関側に到着です。
唐戸港にはカモンワーフという商業施設があります。
予定ではここでちょっと早い昼食。
しかし・・・。

ジェラートで休憩

 朝食がバイキングだったこともあり、今日もまた誰も食欲がありません。
冷たい物を除いては。(笑)
Bambiniというお店でジェラートを購入。
冷たくておいしい。
着色料や保存料は使っていないそうです。


サンデン交通バス

 道の反対側へ渡り、サンデン交通の唐戸停留所へ。
ここからバスでみもすそ川公園へ向かいます。
これもクローバー切符で乗れます。
11時40分、御裳川停留所到着。


みもすそ川公園

 御裳川でみもすそ川と読みます。
公園というには狭く、細長い形をしています。
関門海峡大橋が見え、源義経と平知盛の像が建っています。
ここは壇之浦古戦場の跡でもあるのです。


八十斤長州砲

 「長州藩は関門海峡を通る外国船を5回にわたって砲撃しました。」
大砲のレプリカが5門並んでいます。


歴史体感紙芝居

 屋根のあるところにもう1門、砲身だけ飾ってあります。
そこではボランティアのおじさんが、平家の紙芝居をやっていました。


八十斤長州砲有料コインシステム

 5門のうち1門には、こんな注意書きがありました。
100円を入れると空砲が3回鳴り、砲身から煙が出ると書いてあります。
家族には馬鹿にされましたが、100円入れました。
松陰神社で傘みくじはけちったのに・・・です。
私はけっこう気に入りました。
紙芝居を見ていた観光客が気づいて、こちらにやってきました。
その後、大砲が鳴り止まなくなりました。(笑)
私の仲間がたくさんいるようでした。


義経越しに見た関門海峡人道入口

 道を渡ったところに関門海峡人道入口があります。
こちらは下関側です。
これから歩いて関門海峡を、門司港側へ渡ります。
この旅行6回目の関門海峡越えは、「徒歩」です。


関門海峡人道エレベーター

 エレベーターで地下55mへ降りてきました。
ここで本当は下関側のスタンプを押す紙を探すはずでした。
すっかり忘れてそのまま進んでしまいました。
しまった。(>_<)



関門海峡人道

 12時10分、ここから人道が始まります。
こちらはスタートですが、反対側から歩いてくる人にはここがゴールです。
当たり前か。



関門海峡、今どのあたり?

 トンネルの途中にはこのような表示が何か所もあります。
今どのあたりを歩いているのかわかりやすいです。
ゴールがどのあたりにあるかわかると、がんばりやすいですよね。


関門海峡人道の県境

 この人道には、山口県と福岡県の県境が示されています。
ちょうど真ん中あたりなんでしょうか。
ここで記念撮影をしている人が多いです。
私の前にいる方は、台湾のカップルのようです。
ここからもう門司港ですね、


関門海峡人道門司港側

 12時23分、人道のゴールです。
下関側でスタンプを押すのを忘れたことに途中で気づきました。
せめてこちら側だけでもと、半分のスタンプを押しておきました。
皆さんは行く機会があったら、入口側でスタンプを押し忘れないでください。
エレベーターで地上へ上ります。


関門海峡人道は60周年

 そういえば、2018年は関門海峡人道ができてから60周年だそうです。
こんなふぐがたくさんいました。
歴史があるんですね。
駐車場へ戻り、車で新下関駅へ。
7回目はレンタカーで、関門海峡を渡ります。


レンタカーを返却

 新下関駅近くでレンタカーを返却します。
マツダデミオは300kmをガソリン15Lで走りました。
燃費は20km/Lでした。
台風のせいで、最初の予定よりもだいぶ早い返却です。


新下関駅待合室

 新下関駅にまた来ました。
ここから博多駅まで新幹線で行きます。
関門海峡8回目は新幹線です。
博多駅で乗り換えて二日市駅まで行き、そこからタクシーで太宰府へ向かいます。
博多と太宰府の間はJR鹿児島本線と西鉄天神大牟田線が並行して走っています。
ところがずっと平行のままで、どこまで行っても交わりません。
西鉄は博多駅にはつながっておらず、JRは太宰府駅につながっていません。
どこかで乗り換えられる駅があればいいのにね。



太宰府駅前

 結局新下関からJRで行けるところまで行き、あとはタクシーという選択をすることにしました。
新下関駅を13時49分に出発し、太宰府駅に15時10分につきました。
タクシーの運転手の話では、今日の昼間はとても暑くて大変だったとのことです。
15時を過ぎて少し過ごしやすくなりました。
ここから歩いて太宰府天満宮に行きます。


太宰府天満宮の参道

 太宰府天満宮への参道です。
夏休み中の平日午後3時にしては人通りが少ないです。
道の両側にはいろいろなお店が並んでいます。
とりあえずお参りを先に済ませましょう。

 

御神牛

 おなじみの牛です。
みんなが触るところはテカテカに光っています。
山陰旅行の時、水木しげるロードにあった子泣きじじいの頭を思い出してしまいました。


心字池と太鼓橋

 牛に別れを告げ左に進むと、心字池とそこを渡る橋が見えます。
「心」という形の池らしいのですが、ドローンでもないとよくわかりません。
太宰府天満宮のホームページを見てみましたが、心の字というよりはハートマークと言った方が近いように見えます。
この池を渡る3つの橋があり、手前から「過去・現在・未来」を表しているんだそうです。


まん中の平らな橋

 「過去は振り返らない」「現在は立ち止まらない」「未来はつまずかない」ことが大事だそうです。
しかし、現地ではそんな説明はどこにも書いてありません。
橋の途中で振り返ったり立ち止まったりする観光客が、けっこう多いです。
つまずいている人は見ませんでしたが。(笑)
最初と最後が丸い形の太鼓橋で、まん中だけ平べったい橋です。
ここは立ち止まらずに行きましょう。


太宰府天満宮桜門

 橋を渡り終えると桜門がお出迎えです。
こちら側と反対側で形が異なるんだそうですが、あまりよく見ていませんでした。


太宰府天満宮御本殿

 15時30分、桜門をくぐるとすぐ御本殿です。
お参りをしましょう。
太宰府駅前からここまで、ゆっくり歩いて20分でした。


梅ヶ枝餅かさの家

 天満宮御本殿のお参りも済み、帰りはお店によります。
太宰府で有名なのは梅ヶ枝餅です。
この旅行直前にテレビで、映画「君の膵臓をたべたい」がON AIRされていました。
その映画に太宰府とこの梅ヶ枝餅が出てました。
いくつものお店がある中で、評判がよいのはかさの家です。


梅ヶ枝餅

 どこのお店でも値段は同じです。
できたての熱々です。
かさの家では、作っているところを参道側から見ることができます。
食べ歩きもできるし、店の中で食べることもできます。
おいしいですね。


太宰府駅前バス乗り場

 太宰府駅へ戻ってきました。
ここから福岡空港へは、西鉄の高速バスで向かいます。
利用客は多くて並んでいますが、何とかすわれました。
16時20分に出発。
福岡空港の国際線側に停留所があります。
そこで降り、国内線側まで無料の空港連絡バスで行きます。


福岡空港国内線ターミナル

 16時50分、福岡空港国内線ターミナル到着。
あとは飛行機で帰るだけですが、問題は台風です。
台風19号はもう通り過ぎましたが、あとから来る台風20号が、ちょうど飛行航路を横切ります。
私たちが乗る便はまだ欠航にはなっていないようですが、どうなるでしょうか。


福岡空港FDAカウンター

 FDAのチェックインカウンターの表示板です。
私たちが乗るのは18時40分発のFDA148便で、天候調整中となっています。
それより後のFDA150便はすでに欠航が決まっています。
JALの羽田空港行きは出発するようなので、少し期待しながら、先に空港内で夕食をとろうと思います。
それにしても、台風がまん中付近にいても、発着さえできれば飛行機は飛ぶんですね。
知りませんでした。




福岡空港内の玉龍

 福岡空港ターミナル内には様々なレストランがあります。
ラーメン店だけでもどこに入ろうか迷ってしまうほどです。
その中で、博多ラーメン玉龍を選びました。
今なら並ばずに座れそうです。


玉龍店内の看板

 注文してからできあがるまでに目にとまったのがこの看板。
つい撮影してしまいました。
でも肝心のラーメンは、撮影し忘れてしまいました。
それだけ腹が減っていたのか、それとも飛行機が飛んでくれるか心配だったのか。


飛行機が欠航になりました

 食べ終わって、カウンターに戻りました。
18時30分にはどうなるか決まるといっていましたが、まだ決まっていません。
結局19時ごろに欠航が決定してしまいました。
博多駅付近にもどってホテルに泊まることにします。
しかしなかなかホテルがとれません。
先に欠航が決まった人たちの方が、ホテルを予約しやすかったでしょう。


西鉄ホテルクルーム博多

 結局とれたのはお値段高めのホテルでした。
素泊まり3人2部屋で39000円。
痛い出費です。
他にホテルがない状況で、足下を見られた感じです。
ホテル自体はとてもいごこちがよく、設備も近代的でした。
ここを中心にして付近を散策するなど、できれば計画的に利用したかったです。
次の日、家族がすぐに帰りたいというので朝もゆっくりできず。
当然、周辺の観光もできませんでした。




新幹線で帰途に

 今日の飛行機は満席でとれず、新幹線で帰ることになりました。
後で空港まで車を取りに行かなくてはいけません。
こうなると空港まで車で行くのも今後は考えないといけません。
富士山静岡空港までの無料シャトルバスが掛川駅から出ていることもわかり、今後もし使う機会があったら考えてみたいと思います。
それにしても台風が2連発の中で、最後の飛行機以外は行きたいところをすべて回れたのはラッキーと考えるべきなのでしょうね。
思い出に残る旅になりました。



比較検討したホテル・旅館  比較している暇はありませんでした。(T_T)
片っ端から電話をかけて、まだ空いているところを探しました。

西鉄ホテルクルーム博多
事前に予約して宿泊したいぐらいでした。
立地もよく、福岡市内を観光するなら快適です。
チェックインの時に宿泊費用を請求されるところにあまり泊まったことがないので、最初はびっくりしました。
最上階に温泉がある関係か、館内を浴衣で歩くことが許されています。



BUTAの旅行記2018山口トップ  BUTAの旅行記トップ
Copyright (C) 2001- おこづかい?お小遣い?DREAMCLUB all rights reserved.