BUTAの旅行記2019 道北

〔1日目〕中部国際空港~稚内空港~ノシャップ岬




 北海道の稚内と利尻島・礼文島には5年ぐらい前から行きたいと思っていました。
日本最北端へ行くことと、ウニをはじめ魚介類をおいしくいただくことが楽しみです。
だいたいの計画は作ってありましたが、いろいろあってずっと行けませんでした。

 昨年飛行機で山口県へ3泊4日の旅行をしたので、北海道旅行は1年あけて2020年にしようと一時は思いました。
ただ秋から消費税が10%になるので経費が余分にかかると思い、やっぱり今年行くことに決めました。
2020年にしていたら新型コロナウィルスの影響できっと中止していただろうから、結果的には2019年のうちに行っておいてよかったです。

 旅行業者のサイトで調べると、ツアーでは札幌からバスで稚内に行くか、稚内空港往復かがほとんどです。
私は片道は稚内空港、もう片道は利尻空港を利用することを考えました。

その場合もまわり方は、稚内→礼文→利尻かその逆コースにするかあります。
一長一短ありますが、利尻山にだんだん近づいていくように、稚内から行くことに決めました。

 セントレアから稚内へ行くには、札幌で乗り継ぐ必要があります。
稚内便は午前と午後の2便ありますが、乗り継ぐ前の便も考えると午後便の方が1人8,000円も安い。
最初は2泊3日で考えていましたが1泊増やしてもそれほど経費が変わらないので、前日の午後便で行くことにしました。
一緒に行く家族が高齢で何かと時間がかかるので、この方がゆとりができていいと思いました。

 昨年の山口旅行は、台風で帰路の飛行機が欠航になり大変でした。
今年もまた・・・えっ飛ばないの?


日程
【1日目】
 出発 →中部国際空港(昼食)(ANA711便)13:20 → 15:00新千歳空港乗り継ぎ16:00(ANA4843) →
 16:55稚内空港(レンタカー) → 18:00ノシャップ岬 → ホテル

【2日目】
 ホテル8:30 → 8:40稚内港防波堤ドーム → 10:50宗谷岬 → 宗谷丘陵(昼食) → 稚内公園 → (レンタカー返却) →
 稚内港(ハートランドフェリー)14:55 → 16:50礼文香深港 → 17:10ホテル

【3日目】
 ホテル8:10 → 香深港フェリーターミナル(定期観光バス)8:35 → スカイ岬 → スコトン岬 → 桃台猫台 → 北のカナリアパーク →
 12:35香深港フェリーターミナル(昼食・ハートランドフェリー)13:25 → 14:10利尻鴛泊港(レンタカー) → 神居海岸パーク → ホテル

【4日目】
 ホテル8:30 → 9:00仙法志御崎公園 → 9:50オタトマリ沼 → 沼浦展望台 → 野塚展望台 → 姫沼 →
 利尻鴛泊港フェリーターミナル(昼食) → (レンタカー返却)利尻空港(ANA4930)14:20 ?→
 15:15新千歳空港乗り継ぎ(ANA712)17:35 ? → 19:20中部国際空港 ? → 自宅 ?



出発直前の台風情報


 今回も、またまた台風情報から。
出発6日前の、台風10号進行予想です。
8月20日出発予定なので、その頃には日本から離れてくれそうです。
でも、17日には利尻や礼文の近くを通りそうで少し心配です。
この旅行には、飛行機とフェリーの運航が必要不可欠です。

実際に17日には、稚内と島をつなぐフェリーが全便欠航。
台風は熱帯低気圧に変わったのでだいじょうぶと思ったのに、ANAのサイトには8月20日の札幌と稚内に「天候調査中」の文字が。
飛行機はちゃんと飛ぶんでしょうか。



中部国際空港

 出発当日の朝です。
今日は稚内へ行くだけです。
午後出発の便なので、空港へはゆっくり向かいました。
それでも昼食を空港でとるので、到着を離陸の2時間前にしました。

 荷物を預けたあと、ウェルカムセンターを出て右に曲がり、動く歩道へ。
けっこう距離がありました。


フライトオブドリームズ

 セントレアに昨年できたばかりの、フライトオブドリームズが目的でした。
北海道ではきっと魚介類が多くなると思うので、ここではアメリカンな昼食をとります。


ボーイング787

 ここにはボーイング787が展示されています。
1階は有料ですが、2階以上から眺めるだけなら無料です。

 2階・3階にはフードコートがあり、シアトルの雰囲気を持ったいろいろなお店が並んでいます。
日本初上陸というお店も何軒かありました。
飛行機を眺めながら、お昼ご飯を食べました。


シアトルから日本初出店の料理

 私はEthan Stowell PIZZA & PASTAでピザ。
旅行中はカロリーを気にしない主義です(笑)。
シアトルのピザは日本のより甘くないというのが感想です。
家族はChowder'sのクラムチャウダーと、MOLNODAのボウル料理でした。
みんなそれぞれ好きな店で好きな料理を購入して、テラス席で一緒に食べることができます。
平日のお昼前だからか、それほど混んでいませんでした。

 他にはアメリカンなお寿司やチーズ料理の店もあります。
ステーキの店が一番人気らしく、私たちが食べ終わる頃には行列ができていました。



プロジェクションマッピングショー

 食事をしていると、ショーが始まりました。
光と映像を使ったプロジェクションマッピングショーです。
毎時15分と45分に行われます。
食事場所からも見えますが、飛行機の先頭側から見るように作られていると思いました。


ボーイング787のエンジン

 ぱっと見ただけではわかりにくかったけど、ボーイング787のエンジンはとても巨大でびっくりです。
近くを歩いている人と比べると、円の直径は身長の3倍ぐらいありました。
 エンジンカバーの後ろ側がギザギザの波形になっているのも特徴だとか。
騒音低減が目的だそうです。

中部国際空港離陸

 食事が済んで、搭乗口へ。
中部国際空港は天気がよく、暑いです。
札幌まではちゃんと行けそうです。
問題はそのあとです。
昼食を楽しんでいて忘れていましたが、乗り継ぎ便の稚内行きはちゃんと飛ぶんでしょうか。
今はまだ「視界不良のため天候調査中」となっています。
13:20離陸しました。


札幌新千歳空港

 予定通り新千歳空港到着。
ここで乗り継ぎです。
101搭乗口ということですが、事前に調べてもどこにあるのかわかりませんでした。
到着したところからエスカレーターで降りるとありました。
ここから空港バスで飛行機まで移動します。
飛行機までバスに乗るのは初めてです。
外は雨がかなり降っていました。
タラップを歩いて登り、搭乗しました。


新千歳空港離陸

 人生初プロペラ機です。
プロペラのすぐ横の席です。
予約の段階に比べると空席が多く、キャンセルした人が大勢いたようです。
重量のバランスを取るために、右側の席にいた人たちが何人か左側に移動させられていました。
これも初めて見た光景でした。

 「新千歳空港に戻るかもしれない」という条件付きで、予定より少し遅れて離陸しました。
ボンバルディアは機体が軽いので、ジェット機よりも加速がよいような気がします。
またジェット機のように高いところを飛ぶわけではないらしく、ずっと雲の中を飛んでいました。


宗谷ふれあい公園上空

 戻らずに、なんとか稚内空港に到着しました。
遅延は15分ほどでした。
窓から見た限りでは、雨は降っていないようです。
写真に写っているのは宗谷ふれあい公園のようです。
とにかく稚内に到着してよかったです。

 実は飛行機が飛ばないことも想定して、下調べはしておきました。
飛行機なら新千歳空港から1時間弱で来ますが、電車やバスだと到着が真夜中だったり次の朝だったりになります。
北海道は広いです。


トヨタレンタカー

 空港でレンタカーを借ります。
とりあえずレンタカーを予約して、それより安いものが出たらキャンセル、といういつもの方法でこれに決めました。
楽天トラベル経由でトヨタレンタカーです。
24時間借りて5800円は安いです。
(後日楽天ポイントが568ポイントつき、クレジットカードのポイントと併せてさらに安くなりました。)
しかもまだ5000kmしか走っていない新車のヴィッツでした。
最初の温度設定が暖房になっていてびっくりしましたが、それだけここは寒いということです。


レンタカー店でもらったマップ

 ホテルの直前、道路を走っていたら急に鹿が飛び出してきてびっくりしました。
レンタカーを借りるとき最低限の保険にしか入っていないので、事故には注意です。
北海道では鹿の飛び出しに対する保険に入った方がよいかもしれません。
稚内は風が強いので、ドアを開けた瞬間にバキッといかないように注意することも必要です。


小さなホテルみのり

 18:00ホテル到着。
 お世話になるのは小さなホテル燈(あかり)です。
(次の年にオーナーが代わり、小さなホテルみのりと名前も変わりました。年齢のせいでやめたらしいのですが、2020年は新型コロナウィルスが流行したので、このオーナーはいいときにやめたと思います。)
2018年日本の小宿10選にえらばれました。
受賞のキャンペーンで、「みつる屋の揚げかまぼこ」をいただきました。


ノシャップ岬の灯台

 ホテルのすぐ裏には、赤と白の灯台があります。
このホテルはノシャップ岬にあります。
納沙布(のさっぷ)岬と間違えやすいですが、そちらは道東にあります。

 天気がよければここから夕日が見られるはずだったのですが。
しかも寒いし、風が強い。
8月ですが、ウインドブレーカーを持ってきてよかったです。


ホテルの夕食

 夕日はあきらめ、すぐに夕食にしました。
料理は品数が多く、いろいろなものが少しずつ楽しめます。
当然ながら魚介類はとても新鮮でした。
生ウニだけちょっと違ったかな?
デザートは塩アイスでした。
ここで夕食をとったのは、私たち以外に一人いただけでした。
みんなは外で食べてくるのでしょうか。


食事会場を外から見た

 近くに天然温泉があるのでそちらへ車で行きます。
オーナーにそう言うと、ホテル宗谷の入浴無料券(がなかったのでオーナーの名刺)をくれました。
聞いた人だけにくれるそうです。

 暗くてホテル宗谷の建物や入口がわかりにくかったけど、温泉は超ぬるぬるの泉質でおもしろいです。
家族は少しなめてみたらしょっぱかったと言っていました。
小さなホテルからは少し離れているけど、来てよかったです。
ただし、車(レンタカー)がないと来られないです。


ノシャップ岬

 ホテルの部屋は玄関に近い1階の和室です。
3人でちょうどの広さでした。
北海道ならではなのかもしれませんが、部屋にワラジムシが数匹いました。
私は平気ですが、家族は××でした。


計画の段階で行きたかったけど
行けなかったところ

 【夕日が丘パーキングエリア】
 有名な夕日スポットです。
ノシャップ岬以外ならここにしようと思っていました。



比較検討したホテル・旅館

 最初はフェリーターミナルの近くを考えていました。
次に宗谷岬の方もいいなと思いました。
副港市場にあるロシア料理の店で夕食をとることも考えました。
(ちなみにこの料理店は2020年3月に閉店。
副港市場も一時閉鎖されましたが、こちらは徐々に再開しているようです。)

小さなホテルみのり
 小さなホテル燈(あかり)からみのりに変わりました。
『2018年日本の小宿10選』受賞。
お盆でも土日でも平日でも同じ料金でした。
2食付きでも安いと思います。
夕日が見られることを期待してここに決めましたが、天候は悪いことが多いので、おまけ程度に考えた方がよいかもしれません。

天然温泉 天北の湯 ドーミーイン稚内
 稚内にもドーミーインがあります。
最初はここが一番の候補でした。
駅やフェリー乗り場が近く、夕食候補の飲食店がたくさん並んでいます。
最上階には温泉もあります。
ただ、家族3人だとちょうどよい部屋がなく、割高になるのであきらめました。
ツインの3人利用は、設定がないようです。

民宿 宗谷岬
 まわり方を考えると、宗谷岬で1泊する方が効率がよいです。
クチコミの評判がよく、コスパも良さそうで魅力的でした。


じゃらんならこちらから


BUTAの旅行記2019道北2日目「稚内・宗谷岬」へつづく
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