BUTAの旅行記2013鹿児島 2日目

平成25年8月23日 知覧~桜島~霧島




 

日程
【2日目】
花の温泉ホテル吟松8:30 → 9:25知覧特攻平和会館10:50 → 11:30奄美の里(昼食)13:30 → 14:05桜島桟橋フェリーポート14:30 → 14:40有村溶岩展望所15:10 → 15:20埋没鳥居15:35 → 17:10霧島国際ホテル



鹿児島湾(錦江湾)の朝日

 毎度のことですが、朝は早く目が覚めるので旅館の周りを散歩します。
歳のせいとか言わないように。
 花の温泉ホテル吟松は海岸のすぐそばに建っているので部屋からの景色もいいですが、海岸から眺める朝日も格別です。

スナガニ?

 スナガニでしょうか。
とても速く走ります。
追いつけないほど。
写真を見るまでは、カニだとは思いませんでした。
うまく砂と一体化しています。
きれいな貝殻もたくさん落ちていました。


砂むし温泉は満潮で水没

 散歩していると、出会う人が挨拶してくれます。
こちらは吟松の浴衣を着ており、観光客丸出しの姿です。
地元の人間ではないのに挨拶をしてくれます。
昨日入った砂むし温泉に来てみると、満潮で水没していました。
たくさんの人が砂の中に入ると不潔?とか思いましたが、これできれいに洗われるということでしょうか。
もちろん温度はとても高かったので、水没しなくても大丈夫だとは思いますが。


指宿温泉 いぶすき秀水園

 道の反対側には指宿温泉 いぶすき秀水園があります。
吟松よりも価格設定は高く、料理を売りにしています。
吟松もそうですが、砂むし温泉砂楽が近いので、ホテルの風呂にはあまり力を入れていない感じがします。
 吟松のエレベーターホールから見た景色ですが、なんと秀水園の部屋の露天風呂に入っている客の姿が見えてしまいました。
おっさんでした(笑)。


屋上にある天空野天風呂

 吟松の屋上には天空野天風呂があります。
海岸から見上げると、野天風呂にある木々が見えます。
朝は6時から入れるので、散歩の後に入りました。
 野天風呂から海岸を見ると、海とつながっている感じがあるということです。
実際に入ってみると風呂はそれほど大きくないので、海とのつながり感はあまり感じられませんでした。
それより、置いてあった固形石けんにアリがたかっていて使えませんでした。
こんな高いところまでアリは上ってくるということでしょうか。


吟松の朝食

 朝食は7時に頼んでおきました。
風呂から上がってちょうどよい時刻です。
昨日の夕食と同じ個室の会場でいただきました。
 派手さはありませんが、どれもおいしくいただきました。
普段はあまり食べられないのに、なんで旅行中はこんなに食べてしまうんだろう。
昨日温泉卵だったところには湯豆腐になっていました。


エネオス喜入基地

 予定通り旅館を出発。ナビ任せにしたら、鹿児島湾沿いの道を通りました。
昨日上から見たエネオスの喜入基地が近くに見えました。


消防署の落成式

 赤信号で止まったところでたまたまやっていたイベントに遭遇しました。
消防署の落成式です。
鹿児島市南消防署喜入分遣隊と書かれています。


知覧特攻平和会館近くの道路

 知覧特攻平和会館が近づいてくると、道路のようすが変わってきました。
両側に石灯籠が多数設置されています。
鎮魂という意味でしょうか。


知覧特攻平和会館入り口

 駐車場に車を止めると、すぐ横に知覧特攻平和会館入り口への通路がありました。
写真にはあまり人が写っていませんが、見学者は多数いました。


知覧特攻平和会館の展示

 中は撮影禁止なので、これはもらったパンフレットに載っているものです。
 特攻隊員の顔写真と遺書などの書いた物、遺品などが展示されています。
みんな若い人ばかりです。


知覧特攻平和会館の戦闘機

 これもパンフレットです。
特攻機が何機か展示されていました。
写真だとプラモデルにしか見えませんが、展示されている物は実物です。
 決まった時間になると、この展示の前で戦争体験を話してくれる講話が始まりました。


奄美の里

 知覧を出て鹿児島市内に向かい、11時30分ごろ奄美の里に到着しました。
奄美大島を再現した庭園や家屋、大島紬の着物を作るところを見学できます。
ここのレストランで昼食をとる予定ですが、少し早いので庭園を見学します。


大島紬の機織り

 建物の中では実際に大島紬の機織りをしていました。
 見学時間はほんの10分~20分ぐらいだと思っていたら、これが大間違い。
いろいろ見てまわったら、あっという間に1時間たってしまいました。
計画では昼食時間込みで1時間ぐらいだとふんでいたのですが。


奄美の里れすとらん花ん華

 大急ぎで昼食をとります。同じ敷地内にあるレストラン花ん華に入りました。
入り口にはあまり客がいない?
 先ほどの奄美の里の出口からレストランに入るところは実は裏口だったようで、正式な入り口が他にあったようです。
中がこんなに混んでいるとは思いませんでした。
お客はいっぱいいますが、隣の席とはすだれのような物で仕切られています。


奄美鶏飯

 お目当ては奄美鶏飯です。
奄美大島の郷土料理です。
鶏肉や卵などの具をご飯にのせ、鶏ガラのスープを上からかけて食べます。
食べる前はラーメンライスを想像していましたが、ちょっと違いました。
スープにはレモンが入っており、結構レモンな感じでした。
奄美の里れすとらん花ん華の鶏飯は、楽天でも扱っているのでお取り寄せできます。
(日本テレビのヒルナンデスでも紹介されたと書いてあります。)
 いろいろな種類の定食がありますが、一番基本的な定食で十分でした。
これより値段が上がると薩摩揚げや黒豚の角煮などのおかずがつきますが、鶏飯は同じです。


シロクマならぬアカクマ

 時間がないにもかかわらず、ちゃんとデザートまでいただきました。
私がたのんだのはシロクマならぬアカクマの小です。
 かき氷のまわりの赤いのは、ドラゴンフルーツのジャムです。
甘ったるいのを想像していたらそうではなく、とてもさっぱりとしています。
しかしこれで「小」なら、「大」はどんなんだろう。
おいしいのでジャムをお土産に買おうとしたら、残念ながら売り切れでした。
 ちなみに定食のサラダにかかっていたドラゴンフルーツのドレッシングもさっぱりとしておいしかったです。


桜島フェリー

 予定より1時間遅れで桜島桟橋フェリーポートへ。
しかも入り口を間違えて、この忙しいときに周辺を2周回ることに。
 何とか乗ることができました。
このフェリーは、鹿児島市内と桜島の間を約13分で渡ることができます。
毎時15分おきに出ています。
おもしろいのは、料金は降りてから桜島側で払うところです。


フェリーから見た桜島

 鹿児島市内に別れを告げて、これから桜島をめざします。
鹿児島湾(錦江湾)は穏やかです。
イルカがいるということですが、残念ながら見られませんでした。
 正面に桜島が見え、だんだん大きくなってきます。
噴火はしていないようですが、雲がかかっています。


噴火のためのシェルター

 桜島に上陸しました。
昔は島だったのですが、噴火で今では大隅半島にくっついています。
だからフェリーは片道だけです。
湯之平展望所に行く予定でしたが、時間の関係でパスすることにしました。
これで少しは時間が稼げるかも。
 有村溶岩展望所につきました。
大型の観光バスも駐車しています。
入り口近くにはシェルターがあります。
万が一噴火したときの退避場所です。


溶岩と火山灰

 通路はきれいになっていますが、その両脇はこんな感じです。
溶岩がごろごろしていて、黒い色の火山灰がたくさん積もっています。
ここでは多少湿った感じになっていて、灰が舞い上がることはありませんでした。


有村溶岩展望所の階段

 展望所までの距離はそれほどでもないですが、結構上ります。
ひざが悪い母親には、ちょっと大変そうでした。
手すりを持ちながら、少しずつ上りました。


有村溶岩展望所からの眺め

 展望所まで上ると涼しい風が吹いています。
休憩しながら桜島火山の中心、御岳の景色を眺めます。
山頂付近はずっと雲がかかったままです。


埋没鳥居

 展望台をあとにして、次に向かったのは埋没鳥居です。
正式には桜島黒神原五社神社埋没鳥居です。
鳥居がこんなに埋もれています。
埋もれたということは、これだけ火山灰が積もったということです。
 ここは黒神中学校の敷地の中です。
最近無料の駐車場が真ん前にできました。
手前に100円の私設?駐車場があり、最初はそちらにとめそうになりました。
すぐに無料の方へ車を移動させました。


埋没鳥居

 大正3年の大噴火でここまで埋まってしまったようです。
当時の村長さんが後世に残すことにして、掘り出すのをやめたそうです。
昭和33年に鹿児島県の文化財(天然記念物)に指定されました。


桜島が噴火を始めた

 車に戻り、霧島へ向けてスタートさせようとしたところ、家族が異変に気づきました。
なんと桜島が噴火を始めたのです。
もっと大きな音が鳴り響くと思っていたのですがそんな音はせず、家族に言われるまで私は全く気づきませんでした。
噴火を目の当たりにするとは思いませんでした。
ラッキーなんていうのは不謹慎でしょうか。
この桜島にもあちこちに民家があり、たくさんの人が住んでいます。


桜島噴火と火山灰の広がり

 鹿児島湾の一番奥までやってきました。
先ほどの噴火で、火山灰が空に広がっています。
太陽の光をさえぎるぐらいで、こちらに向かってきています。
さすがに車には追いつきそうもないです。
でも昼間なのに、周りは少し薄暗いです。


霧島国際ホテルに到着

 鹿児島湾に別れを告げるあたりで渋滞があり、ホテル到着まで1時間30分かかりました。
今日の宿、霧島国際ホテル到着です。
1泊目の指宿旅館吟松と違って、こちらは大型のホテルです。
自家用車や観光バスで客が次々と到着しています。
 予約を入れて何日かした後にサイトを見てみたら、もう満室状態でした。
人気があるようです。


ホテルから見られる湯煙

 霧島国際ホテルに到着する前から、このような湯けむりが上がっているのがわかります。
温泉情緒たっぷりです。また、硫黄の香りもします。
ホテルの客室からも、このような景色が見られました。
 ここのホテルの温泉は本館と別館にそれぞれ大きな風呂があります。
特に別館には乳白色の露天風呂や泥パックがあります。
じゃらんnetお風呂のよかった宿ランキング九州部門で第1位をとったことがあるそうです。


地熱発電

 ホテルのフロント近くにはこんな物もありました。
地熱を利用した発電をしているようです。
発電量が何Kwかわからなくて残念でしたが、湯量豊富な温泉という感じです。


霧島国際ホテルの夕食会場

 夕食会場です。
仲居さんたちが忙しそうにあっちへ行きこっちへ行きしています。
お冷やをもらおうとしましたが、なかなか気づいてもらえません。
しばらくしてから、やっと一人の仲居さんが気づいて来てくれました。
 その後も同じ仲居さんだけが、いつも気づいて世話をしてくれました。
このあたり、昨日の旅館との違いを感じさせられました。
客数の多い大きなホテルでの接客には限界がありそうです。


霧島国際ホテルの夕食

 料理は鹿児島牛のステーキや黒豚のしゃぶしゃぶなど、魅力のあるメニューでした。
というか、指宿とかぶりそうだったのでわざと違うメニューになるようにコースを選びました。
指宿は肉料理が少ないというクチコミだったので、こちらは肉料理がメインになるようにしました。
これだけの料理が出てこの価格なら、コストパフォーマンスはかなり高いです。


計画の段階で行きたかったけど
行けなかったところ

 【湯之平展望所】
 時間がなくて行けなかったのが残念です。
ここにいるときに桜島が噴火していたら・・・。

 【鹿児島市内】
 天文館、城山展望台、鹿児島中央駅前など、観光スポットがたくさんあります。
西郷隆盛の像も見たかったです。

比較検討したホテル・旅館 湯けむりとにごり湯の宿 霧島国際ホテル
 白濁の湯で「美白」、泥パックで「美黒」、至極の露天風呂「白紫」まで260歩。
じゃらんnet口コミ評価4.7の湯力をどうぞ。
じゃらんnetお風呂の良かった宿ランキング(九州部門)で1位。
朝食バイキング7時~7時30分までは混むので注意。

名泉の宿 霧島ホテル
 2013年硫黄谷庭園大浴場がこれまでよりも明るく開放的になって、リフレッシュオープン。
まるで体育館のような大きな温泉です。
パワーアップした迫力満点の掛け流し天然温泉の硫黄谷庭園大浴場へどうぞ。

じゃらんならこちらから


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